『赤毛のアン』卒論ができるまで

某社会人大学で『赤毛のアン』とヴィクトリア二ズムをテーマに卒論を書いています

紅茶の英米文学

『赤毛のアン』と同時代に書かれた類似作品を読んでいます。 『若草物語』は、私には苦痛極まりないけど、『ライラックの花の下』は楽しく読めそうです。 実は、小学生の時に読んだ小説を(未だに)探しているのです。 「もしかして、これでは?」と思う方、…

アンのレイヤーケーキ

『赤毛のアン』21章で、アンはアラン牧師夫妻を招いてのお茶会でレイヤーケーキを焼きます。 アンがレイヤーケーキにバニラと間違えて塗り薬を入れてしまい、 お茶会が大失敗に終わってしまうという 『赤毛のアン』の代表的な場面です。 小学5年生で初めてア…

アンの「お茶会」が象徴するもの

菱田信彦『快読「赤毛のアン」』は、 これまでの考察本にはない視点から解説されていて、 とても参考になった。 19世紀末から20世紀初頭の国際情勢により深く突っ込んでいる。 カナダを取り巻いているのは、アメリカ、イギリスだけではなく、フランス、そし…

快読「赤毛のアン」菱田信彦②

菱田信彦先生の『快読「赤毛のアン」』は、 これまで読んだ『アン』考察本の中で一番、役に立っています。 原文を読む時の着目するべきポイントも分かったし、当時のカナダが国際的にどういう位置づけであったかも、この著者のおかげでするすると解って来ま…

快読『赤毛のアン』菱田信彦

『赤毛のアン』とヴィクトリア二ズムをテーマに卒論を書いています。 菱田先生の『快読「赤毛のアン」』。 私の知りたかったことがここにありそうです! 2014年に発行された、まだ比較的新しい研究本で、著者も若く、視点も新しい。 カナダにおけるヴィクト…